スコティッシュフォールドの繁殖について

長年、不動の人気を誇っている丸い顔に丸い体が特徴のスコティッシュフォールドですが、スコティッシュフォールドの最大の特徴である折れ耳の猫にまれに耳以外の変形が発生する病気に対して注目が集まっています。

1971年には一度骨格や聴力の異常の続発によりスコティッシュフォールドの登録と繁殖が中止となりました。一方アメリカではスコティッシュフォールドとアメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘアを異種交配することで遺伝性の疾患を抑えようと試み、耳以外の変形の発生率が下がったことから1977年にスコティッシュフォールドが猫種として登録が復活しました。
日本でも折れ耳同士の交配の禁止、異種交配、親猫の遺伝子検査の実施により適切な繁殖を行う取り組みが進んでいます。

当猫舎では、積極的にブリティッシュショートヘアとの異種交配に取り組み、立ち耳のスコティッシュフォールドの親猫には遺伝子検査を行い、完全な立ち耳であることを確認しております。
現在、当猫舎にはスコティッシュフォールドは立ち耳の親猫しかいませんが、折れ耳のスコティッシュフォールドの繁殖を行わないという選択をしているわけではなく、できるかぎり安心で安全なブリーディングを心がけています。
折れ耳、立ち耳、どちらを選択していただくにしても、親猫の情報に関しては明瞭に開示させていただきます。

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